来年入社の新卒採用活動が本格している6月。サロン見学を受け入れたり、就職フェアに参加したりと、積極的に取り組んでいるサロンさんも多いのではないでしょうか。新卒の年代にあたる、生まれた時からインターネットが身近にあるデジタルネイティブは、SNSを使うのが当たり前です。若者が日常的に触れるツールを、サロンも採用活動にぜひ取り入れましょう。でも一体どのように活用すればよいのか、戸惑うオーナーさんもいらっしゃいますよね。今回は、サロンがInstagramを使って採用活動を行う際のポイントや事例をご紹介します。
美容学生はInstagramを100%使っている
冒頭でも述べましたが、ネット世代の若者はSNSでの情報収集が当たり前。検索エンジンよりもTwitterやInstagramで情報を探します。まさに生活の一部で、買い物をするのも、友達とのコミュニケーションも、そして就職活動にもSNSを使っています。特にファッションやトレンドに感度の高い美容学生は、ビジュアルと親和性の高いInstagramを100%使用しています。サロンのことを学生に知ってもらうためには、サロンもInstagramアカウントを作って、うまく情報を発信していきましょう。
美容室のアカウントとリクルートアカウントは分けて作る
いざアカウントを作るとなった時に意識したいのは、通常のサロンアカウントと、採用活動用のためのアカウントを分けること。今やSNSからカルチャーが生まれる時代、学生だけでなく一般のお客さんもInstagramを使って情報収集をしています。一般顧客向けの投稿と、美容学生向けの投稿を1つのアカウントで行うとブレが生じ、顧客離れを起こしかねません。通常のサロンアカウントでは採用の話はせず、リクルートアカウントで採用活動の情報を発信するのがベストです。ターゲットに合った内容を投稿しましょう。
経営理念や労働条件、教育方針を投稿する
一般企業であれば、経営理念や社訓などをHPに掲げるのは常識ですが、美容室ではまだ一般的ではありません。だからこそ、「うちのサロンはこういう経営方針で、こんな理念を掲げています」「スタッフにはこんな教育をしています」という想いを投稿して可視化することで、他のサロンとの差別化がはかれます。ここからは事例を挟みながらポイントをご紹介します。
サロンが求める人材を明確に入れる
「本当はこんな人に来てほしかったのに、求める人物像とは遠い人が来た」
「入社後に思っていたのと違うと言われて退職されてしまった……」
そういった採用上のミスマッチを防ぐために、「サロンがどういう人材を求めているのか」を明確にして発信する必要があります。
たとえば、「ファッションに興味があり、勤務態度が真面目な人」であれば、最新トレンドのファッションに身を包んだスタッフの写真を載せたり、サロンで真面目に勉強会をしている様子を載せたり。
また、YouTubeやTicTokなど、日常的に動画を見る機会が非常に多い新卒世代には、動画を使ってサロンの雰囲気を発信することも大切です。文章や写真では伝わらない雰囲気をダイレクトに伝えることができます。ただし、最近の若者は効率を重視する傾向があるので、30秒~3分程度の短い動画を載せるようにするとよいでしょう。
短めのサロンコンセプトムービーなんかも有効です。スマホで簡単に撮影もできますが、クオリティにこだわるならプロに頼む手も。弊社にも「サロムビ」という動画作成サービスもありますので、お気軽にお問い合わせください。こちらの奈良県のサロン・y’sさんのムービーは、サロムビで制作したものです。
「サロムビ」のお問い合わせはバナーをクリック! 疑問点もお気軽にどうぞ!
サロンの内部や雰囲気が分かる投稿をこまめにする
普段のサロンがどんな雰囲気なのか伝わる内容を、こまめに投稿しましょう。更新頻度が低いとフィードに上がらず、気付かれず、忘れられてしまいます。また、サロンの良い面を見せたいからといって良いことばかり書くのではなく(嘘をつくのはもってのほか!)、ちょっとカッコ悪いところも隠さないことが大事です。
安定志向の学生は、ブラック求人を避けるために情報を見ています。給与や待遇はもちろんのこと、働きやすい環境であるか、人間関係は良好であるかをチェックしています。そのため、働くスタッフの顔が出ているのは基本です。学生と年齢の近いスタッフの好きなものやハマっていることが分かると親近感を抱いてもらいやすくなります。
「どんなスタッフと一緒に働くのか?」
「自分がこのサロンに入ったらどんな日々を過ごすのか?」
「将来どんな美容師を目指せるのか?」
と、入社後の未来を想像できる投稿が大切です。単に「体力とやる気がある人」「向上心がある人」と書くだけだと、ブラック求人なのかな?と思われてしまう可能性もあるので注意しましょう。
いかがでしたか?美容学生にとって身近なInstagramは、うまく使うと採用活動に非常に効果的です。学生と年の近いスタッフに任せてみるのもひとつですよ。ぜひ、採用活動にInstagramを取り入れてみてくださいね。