「美容室の数はコンビニよりも多い」というのは今や有名な話です。そして、年々美容学生が減少する今、美容師の成り手が少なくなっていることも事実です。約25万軒の美容室に対して、毎年卒業する美容学生の数は2万人に届きません。美容室の数の方が圧倒的に多いため、現在の美容業界は美容学生1人に対する求人数が多い「売り手市場」になっています。美容室側としては少ない学生を獲得しようと必死になることから、新卒の採用活動は激化しています。また、3年で半数が辞めてしまうという美容業界、その中で転職を考える美容師も少なからずいます。新卒・中途含めて、良い人材を確保するために多くの美容室が様々な努力を行っていると思いますが、ひとつのツールとしてリクルートサイトを導入してみてはいかがでしょうか。今回の記事では、令和の今におけるリクルートサイトの重要性をご紹介します。
変化する採用活動の形
先日、ロゼ&ビューティー美容専門学院の学園長と学院長に、リアルな採用活動についてのお話をお聞きしました。
「美容師の離職率を減らしたい」ロゼ&ビューティー美容専門学院の想いと願い。生徒主体の就職活動を目指して。
以前は美容学校に求人票を出すことが採用活動の主な手段でしたが、コロナによるパンデミックや情報化社会の影響で、SNSや求人サイト、広告など、サロンと求職者が出会うルートが多様化しました。オンラインや動画を使った採用活動もコロナ禍で加速し、もはや当たり前に。それにより、動画と美容室の親和性も明らかになり始めました。
SNSでも採用活動をしている時代に、なぜリクルートサイトが必要なのか
現在の美容学生は100%インスタグラムをやっているといいます。近年SNSが発展し、情報源がGoogleからSNSに変化したこと、個人が発信できる時代になったことから、企業もインスタグラムやTikTokを活用しています。情報はもちろん玉石混交ですが、よりリアルな情報を求める若者にとって、SNSは最も影響力のあるツールとなっています。
採用活動でもSNSの活用事例がグッと増えました。22年卒の学生の7割以上がSNSを活用して就職活動しているそう。美容学生も例に漏れず、SNSを使って就職活動を行っています。
「それならば、SNSさえあれば採用活動はバッチリなのでは」
きっとそう思うオーナーさんも多いでしょう。実際にSNSを上手く活用して採用活動を成功させているサロンさんもおられます。しかし、前述したように売り手市場の今、極端に言えば美容学生は就職先を選び放題なのです。その中で選ばれるにはSNSを活用することも大切ですが、SNS特有のデメリットもあります。次はSNSのデメリットをご紹介します。
SNSのデメリット
SNSは非常に便利で拡散力もあるツールです。しかしデメリットもあることは確かです。
1.運用に時間・工数がかかる
まずはリクルートアカウントだということを認知してもらうまで、コツコツ地道に更新していくことが大事です。アカウントを軌道に乗せるためには、ある程度の時間や手間がかかることは確かです。
2.即効性は期待できない
アカウントを作ったからといって、すぐにフォロワーが増えたり、レスポンスが返ってきたり、効果が出るわけではありません。1と似ていますが、拡散されるまでに時間がかかることは理解しておきましょう。
3.コンテンツが少ないと運用が難しい
SNSはできれば毎日更新することがオススメですが、ネタがないと結構厳しいです。SNS担当者をつけて、企画やネタをどんどん出していく必要があります。
4.炎上リスクがある
SNSは拡散力がある分、思わぬ失言が炎上して会社の評判を下げてしまうことも。そうなると応募してもらうどころではなくなってしまいます。言葉遣いや見せ方には気をつけましょう。
5.活用方法に差がある
主なSNSにはInstagram、Twitter、Facebook、TikTokがありますが、新卒の世代はInstagramやTikTok、中途の世代はTwitterやFacebookと、それぞれ使う層が異なります。そのため、欲しい人材にあわせたアプローチが必要です。
リクルートサイトがあるとどうなる?
リクルートサイトがあるとやはり、信頼性が高まります。実際に採用するのは美容学生ですが、彼らを社会に送り出すのはご両親です。親御さんはSNS世代よりも少し上の年齢層。「ちゃんとしたホームページがある」という部分で、信頼できるサロンかどうかを判断する可能性もあります。また、中途採用も応募者本人がどんなサロンかを知る材料として、応募の窓口として、ホームページを見ます。
そして、ホームページはサロンのSEO対策もできます。SNSのように一瞬で情報が流れていくこともなく、サロンの確固たる資産になります。SNSで集客も採用活動もできる時代ですが、ホームページを持つと、よりサロンの信頼性が高まるのです。
リクルートサイトのメリット
1.サロンの世界観をしっかりと伝えられる
リクルートサイトは、サロンの魅力やスタッフの雰囲気などを加味して全体のデザインを構成するため、写真だけでは伝わらないサロンの世界観をしっかりと伝えることができます。
2.エントリーまで誘導できる
サロンの特徴や理念、雰囲気などを知った応募者は、そのままエントリーが可能です。「このサロンいいな」と思った気持ちがフレッシュなうちに、応募者はスムーズに応募までの道筋を辿ることができるのです。
3.毎年更新して使える
募集要項が毎年変更になったとしても、必要な部分のみ更新すれば、同じサイトを継続して使うことができます。サーバー代が必要なので年間の更新費用はかかってきますが、資産を持ち続けることが可能です。もちろん、既存のホームページにリクルートページを1ページ足すというのも素敵です。
4.動画も掲載できる
サロンワークや技術など、写真では伝わりにくいものが動画では伝えられます。動画はSNSでも当たり前のようにアップできますが、30秒や1分の短いものしか挙げられなかったりと、未だに不便はあります。ホームページは時間制限なく動画を掲載することができます。
5.応募者の質が向上する
応募者がサロンをリサーチする段階から、サロンの魅力やアピールポイントなどを詳しく伝えることで納得して応募するようになり、ミスマッチを防ぐことができます。「とりあえず受けてみよう」「合わなかったら辞めればいいや」といった軽い気持ちの応募や選考・内定辞退を少なくすることに繋がり、結果として応募者の質を高めることができます。
『サロンプロモ』が手がける、リクルートサイト制作サービス『スペシャリテ』
『サロンプロモ』では、美容室向けに特化した業界初の採用サイト制作サービス『スペシャリテ』を運営しています。サロンの雰囲気や魅力にあわせてオリジナルデザインでサイトを制作いたします。また、サイトを通してサロンと応募者間のやり取りが簡潔になり、直接応募へとつなげることができます。
求人サイトに情報を掲載してもらう場合、そのサイトを通して内定が決まると、成果報酬を支払う仕組みになっています。しかし、自社サイトであればこの報酬を払う必要はなく、採用にかかる費用を抑えられます。最初の制作費もオーナーさんにとって維持しやすい価格を設定しておりますのでご安心ください。リクルートサイトを持つことはメリットがたくさんなのです。
リクルートページをサイトに追加したい時は『サロンプロモ』へ
新しくリクルートサイトを作るのは大変、という方は、今あるサロンのホームページにリクルートページを足してみてはいかがでしょうか。募集要項やサロンからのメッセージなどを掲載するだけでも、十分に信頼性は確保できます。ぜひご検討くださいませ。
SNSが盛んになった現代でも、リクルートサイトは重要だということが伝わったでしょうか。良い人材に来て欲しいというオーナーさんは、次年度の就職活動が始まる前にリクルートサイトを制作してみてはいかがでしょう。その際はぜひ、『サロンプロモ』であなたのサロンの採用活動をお手伝いさせてください。10年間のノウハウを活かして、期待にお応えいたします。お問い合わせお気軽にお待ちしております。
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