採用活動を行なって良い美容学生に出会い、無事に内定を出したのに辞退されてしまった……。
「どうして?」と戸惑いますよね。
今回の記事では、美容学生が内定を辞退する理由と内定辞退を防ぐ方法をご紹介します。
内定を辞退する理由
学生が内定辞退に至るには、主に7つの理由があると考えられます。
1.悪い噂を聞いた
就職活動中に調べられなかったり、知り得なかった悪い噂や評判を内定後に知って、辞退することがあります。
インターネット上には、良い噂も悪い噂も混在しています。
真実かどうかわからなくても、そのようなインターネット上にある悪い噂を目にした学生の心は大きく揺らいでしまいます。
口コミなどから得た情報を「本当のところどうなのでしょうか?」と相談しやすい体制や関係性をつくっておくと安心できますね。
2.他のサロンから内定をもらった
近年の売り手市場を背景に、美容師を志す新卒学生においても複数のサロンから内定を得ていることは大いに考えられます。
内定を出した後に学生側から選んでもらえるサロンや魅力を感じてもらえるところであることが必要です。
3.求人情報とのギャップを感じた
内定後にインターンで実際に働く機会を得たり、社員やOB・OGとの懇談会で話を聞ける機会を設ける場合も多いです。
その際に、福利厚生や給与面などの待遇を実際に見聞きすることで、求人情報とのギャップを感じて内定辞退をする学生もいます。
4.社風が合わないと感じた
内定者アルバイトや懇談会など、働く場所や一緒に働くスタッフの雰囲気を知ることで、
「社風が合わない」と感じたり「うまくやっていけるかどうか不安」という気持ちを抱いたりすることもあります。
初対面の人ばかりの慣れない環境で、不安感をいつも以上に持ってしまう人もいるので、社員から積極的にコミュニケーションを取りにいくなどして、不安を取り除ける環境を用意してあげたいですね。
5.家庭の事情
やむを得ない家庭の事情で指定の勤務地で働くことが難しくなってしまう場合もあります。
また、新卒学生の場合は両親の反対が大きな要因となることも多いです。
学生を含めた家族とも真摯に向き合い、親御さん向けのメッセージを発信するなどして、
相談しやすい関係性を早期から築き上げることができると良いですね。
6.他の進路に決めた
美容学生の中には、サロンに就職する以外の進路で悩んでいる学生も多くいます。
公務員就職や留学などの選択肢も同時に考えている場合もあります。
他の進路に進む場合は本人の意思を尊重してあげると良いですが、もし就職する可能性があるなら、再度連絡してほしい旨を伝えると、その後の入社に繋がることもあります。
7.就職の意欲がなくなってしまった
学生の新卒就職活動では、内定から入社まで半年以上もの期間があります。
そのため、その間に「このサロンで本当にやっていけるのか」「もっと他に自分にあったサロンがあるのではないか」など、様々な疑問や悩みが湧いてきて、入社の意欲がなくなってしまい、内定辞退に至ってしまうケースが増えています。
内定通知前の期間だけではなく、内定後も内定者懇談会などでコミュニケーションを定期的にとることで、学生の悩みに寄り添って相談しやすい雰囲気を作ることが必要です。
時期別の内定辞退を防ぐ方法
それでは、新卒学生が内定を辞退する7つの理由がわかったところで、次に内定辞退を防ぐための時期別の対策をご紹介します。
■説明会時の内定辞退を防ぐポイント
合同説明会や会社独自の説明会など様々な種類の説明会があります。会社の説明で自社を知ってもらうことはもちろんですが、自社への入社意欲や思いが募っていくような工夫が必要です。相談に乗ってくれる比較的年齢の近い先輩がムードを盛り上げるなど、質問しやすく、相談しやすい雰囲気作りをしましょう。 説明会での先輩社員の雰囲気が悪かったり、堅苦しすぎて相談しにくい状況であったりすれば、選考に進むこと自体をためらう学生や、内定通知を受けた後に辞退をするケースが少なくありません。
■選考・面接時の内定辞退を防ぐポイント
選考や面接時には、サロン側が聞きたい情報を質問するだけではなく、学生が希望しているワークスタイルや求めている情報に応じて、サロンワークやサロンの雰囲気を伝えたり、パンフレットとは別の資料を用意したりすることで、学生側は「このサロンなら入社後も相談しながら成長していけそう」と感じることができます。また、ちょっとした声かけをしたり、前回面接で言っていたことを話題にしたり、学生が志望しているワークスタイルを実際にしているスタッフに会わせたりするなど、選考に進むにつれて入社意欲が湧くような心配りができれば良いですね。
■内定連絡時の内定辞退を防ぐポイント
最終面接などが終わり、内定したことを連絡する際には、入社を歓迎する気持ちや期待していることが伝わる言葉を添えることも内定辞退を防ぐポイントです。また、サロン側が内定を出した理由を公表することも学生側にとっては嬉しいことです。「こういう点に魅力を感じたから一緒に働けることを楽しみにしている」「あなたのこういうところを仕事にも活かしてほしい」というふうに具体的なメッセージを伝えることで、より一層入社に対する意欲を向上させることができます。
■内定後の内定辞退を防ぐポイント
内定を出した後は、定期的に交流会やワークショップなどで入社意欲を維持させる工夫をしましょう。具体的には、内定者懇談会で同期同士の交流や仲間意識を高めたり、スタッフとの懇談会で入社後のイメージ作りをしたりするなど、実際に顔を合わせられる機会を設けると良いですね。また、ワークショップを開いて課題に取り組んでもらったり、SNSを通じて連絡を取り合ったりして、会社との接点を常に持ち続けることができるようにするのも入社意欲を保ち続けられることにつながります。
内定者が入社意欲を高めて維持できる工夫をしましょう
今回の記事では、内定を辞退する7つの理由と時期別の内定辞退を防ぐ方法をご紹介しました。学生が内定を辞退してしまうのには、さまざまな理由がありますが、その理由の多くがサロン側の工夫で防げるものです。時期別でご紹介したように、内定者が入社意欲を高めることができ、その入社意欲を維持できる工夫をすることで、優秀な人材の入社につなげてみませんか?
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